マツダ車用ドアスタビライザー、開発進捗②。

先日ご紹介した「ドアスタビライザー」、本当に多くの皆さんから期待の声をいただき、大変嬉しく思っております。
同時に、「具体的にどう変わるの?」「私のクルマにも付くかな?」といったお問い合わせもたくさん届いております。
そこで今回は、「走りの変化」と「仕組み」、そして発売に向けた進捗について、少し詳しくお伝えしたいと思います。

この製品の狙いは、ボディの剛性をカチッと高め、“ステアリング操作に対してクルマの反応をよりリニアにする”こと。もっと親しみやすい言葉で言えば、 “人馬一体感の向上”です。ドライバーの想定に対して、クルマの挙動が遅れたり、逆に過剰に動いたりせず、まさに「意のままに操れる」感覚を目指しています。

例えば、皆さんがステアリングを切った分だけ、車体も狙った量だけ向きを変えてくれる感覚です。車線変更やカーブでステアリングを切り足したり、戻したりといった「余計な操作」が劇的に少なくなり、狙ったラインにピタッと乗せやすくなるのです。

その効果を生み出すうえで私たちが着目したのが、ドアとボディの間にある「わずかな隙間」です。
前回のブログでも触れましたが、ドアが閉じた状態で密着しているのは、実はゴム製品(ウェザーストリップ)であり、ボディの骨格自体には接していません。強固に結びついているように見えて、実はボディ(骨格)の一部としては機能していないのです。

そこで採用したのが、ストライカー部に独自の「スペーサー」を組み込み、この隙間をゼロに自動調整する機構です。
これにより、車両側を加工することなく、ドアをピラー(柱)間を繋ぐ「骨格の一部」として機能させることができ、ボディ全体の剛性が向上するのです。

この機構により、車種ごとの個体差にも柔軟に対応でき、近年(概ね2012年以降)のマツダ車に幅広く適合します。
ただ、一つだけ心苦しい点があります。装着箇所の金具形状が異なるため、それ以前のお車には、物理的に装着が叶いませんでした。ご期待いただいた皆さんには本当に申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。

発売は「今年の初夏」を目標に、さらに完成度を高めるため、現在、商品企画スタッフが最終仕上げに取り組んでおります。
皆さんの愛車の走りをさらに引き上げる「ドアスタビライザー」。
正式なご案内まで、今しばらくお待ちください。

Posted by K.Nishioka