高負荷対応へ!ND-06S新ブレーキパッド。

スポーツ性に特化した「ND-06S」で開発中のブレーキパッドの狙いは、ドライバーの感性にシンクロした「意のままの減速」です。目指す方向性は定番ストリートスポーツブレーキパッドと同一ですが、異なるのは想定したシチュエーションです。
ワインディング~サーキット走行の過酷な高負荷領域において、コントロール性に秀でた特性にするため、摩擦材(摩材)を煮詰めてきました。


摩材は、15種類以上の原材料から用途に合わせて選択し調合。耐フェード性が高まるメタル材を主にしました。ところが、同素材は、ブレーキローターへの攻撃性が高いため、カーボン材を配合し摺動面にカーボン被膜を形成させ、あえて滑らせる必要があります。相反する素材の配合率を調整し、適正温度域やコントロール性、安定性などを見極めていきます。


結果、新しいパッドのローター適正温度は、50~800℃とし、狙い通りの性能を100%発揮できる温度域がおよそ400~450℃です。すなわち“美味しいポイント”をどの温度領域に定めるか?・・・チューナーの腕の見せ所というわけです。


新パッドは、ストリート向けのように万能な性格ではありませんが、高温・高負荷領域において、安心してコントロールできる”効き味”に仕上がったと自負しています。

発売までもう少しですのでお楽しみにお待ちください。

Posted by A.Asanuma