
ダイレクトかつクイックにMTを操る。
24%ショートストロークのシフトレバーキット。
いまや、巷のスーパースポーツモデルにおいても2ペダルが主流。イージードライブの観点のみならず、シフトチェンジの速さや正確性においてもATの優位性は揺るぎない。
そんな中、あえてプリミティブなMT車でギアチェンジを愉しむなら、そのシフトフィールにはとことんこだわりたい。ロードスターとの綿密な人馬一体感を高めるべく、私たちが着目したのはドライバーとトランスミッションをつなぐシフトレバーである。量産品は、全長僅か230mm程度の金属レバーに板バネやウレタンブッシュを内蔵し、シフトショックや振動を吸収する巧みな設計。スポーツカーと云えども一般的なドライバーへの扱いやすさや快適性に配慮した仕様としている。
一方、私たちの狙いは明確だ。まずダイレクト感を最優先し、量産に採用された巧妙な機構を排除し、可動部の遊びを低減。クイック感については、数々のレバー比が異なる試作から、操作感を慎重に吟味した結果、24%ショートストローク化。重すぎず、軽すぎない、手のひらとドライブトレインが直結したような小気味よい感性チューニングを施している。製品は量産シフトノブが装着可能であるが、AutoExe製シフトノブ併用時は、きめ細やかなシフトストロークの調整が可能。あなた好みのシフトフィールを追求して欲しい。
<製品概要>
【シフトストロークの比較】
1速→2速の前後移動量を量産品と比較。
■量産:約81㎜
■AutoExe製:約62㎜
※シフトノブ中心部の移動量
支点移動によるレバー比変更により、量産比24%のショートストローク化を実現。さらに、AutoExe製シフトノブ併用時は、その全長調整機構により、シフトストロークの変更を可能とする。(※下記表数値は概数です。)
全長 | ストローク | |
---|---|---|
スペーサー有 | +11㎜~-6㎜ | 66㎜~60㎜ |
スペーサー無 | +3㎜~-11㎜ | 63㎜~58㎜ |
<商品適合表>
■Quick Shifter
車名 | 適合車種 | 部品番号 | 税抜価格 | 仕様(当社測定値) | コード | 参考作業 時間 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロードスター | NDERC/ND5RC MT車 | MND6700 | ¥35,000 | 量産比24%ショートストローク AutoExe製シフトノブ装着時はスペーサーによる高さ調整が可能。 | D | 0.8h |