アンダーフロアを「面」で固め、ボディやサスの能力をアップ。

ロアアームバーの発展形が、この「メンバーブレースセット」。ロアアームバーが左右のピボットをダイレクトに結んだ「線」であるのに対して、こちらは言わば「面」として、より広範囲な部分をカバー。前後のクロスメンバー部を中心に、オープン構造のフロア下に立体的なトラス状の高剛性スチールオーバルシャフトを張り巡らしている。負荷が大きい取付け部には強靭なガセットを配することで路面からの入力が一点に集中しないように配慮している。結果、ボディの捩れや歪みを抑制し、サスペンションのジオメトリー変化を床下全体で防止することで、サスペンションの動きを設計値通りに保つよう支援。気になる最低地上高への影響については、低い面積が増えるが、最大で15mm程度の低下に抑えている。


透視図

エンジン/トランクルームを立体補強するタワーブレースセット、ボディ末端の捩じれを抑えるモーションコントロールビームとの組み合わせでクルマ全体を強靭な剛体へと進化させる。

連続溶接ワンピース構造

剛性最優先設計。オーバルシャフトとブラケットを連続して溶接したワンピース構造。

面圧分散構造

取付けブラケットは面接触で応力を分散。強靭なガセット(補強プレート)を配している。


<ロードスター(ND)>


<MAZDA3>

フロント
リア/アンダーカバー無

<CX-5(KF)>

フロント
リア

<CX-60>

フロント
リア

<適合情報>

■Member Brace Set スチール製 1台分のセット

ご注意・・・前後バランスを考慮した設計のため、前後の単品設定はございません。また、取付ポイントが重複するため、ロアアームバーとの同時装着はできません。
※1 トンネルブレースバー非装着車に装着する場合は、純正ボルト(9YA42-0809A)×2が別途必要。
※2 装着には、 純正トランスミッションカバーの取外しが必要。
※3 装着には、穴あけ加工などが必要。
※4 ジュラルミンセンターサポートフレーム+スチールの構成。