2014年、スポーツダンパー車種追加へ

| コメント(2) | トラックバック(0)

MSE7700.jpg乗り味の中核となるサスペンション。2014年はAutoExe創業時からのロングセラー"スポーツダンパー"のラインアップを拡充します!

見た目的には量産品を赤く塗っただけの趣き。車高変化もないので、正直、ビジュアル訴求力のある車高調やローダウンに比べると売りにくい・・・(苦笑)

 

 

 

dampingforce_image.jpg

よくチューニング相談で耳にする"グラッとくるロールする感覚を抑えたい"に一番効くのが、ダンパーでしかコントロールできない微低速域からの減衰力の立ち上がり。クルマがロールする瞬間からのスピードをジワ~と遅くすることで安定感が高まるといえば、分かりやすいでしょうか? そして、設計通りの特性を得るには、高精度なピストンやオイル経路などがキモになります。

AutoExeでは操安性+乗り心地を配慮し、左図のように"減衰比"※をベースにセッティングしているのが特長です。

 

貴島ゼミナール§10で解説していますが、2014年版総合カタログでも補足しますので少々お待ち下さい・・・

 

例えばアテンザXDの場合。参考までに開発ドライバーのインプレを抜粋しました。

gj04image20140124.jpg量産=フロントの軸重が重いため、フロントのロールスピードが早く、ステアリング操舵に対し常にクルマの旋廻がワンテンポ遅れる。また、段差乗り上げ時の揺り返し量も多い。

 AE=ロールスピードが遅くなりステアリングの操舵に追従した回頭性能となった。また、揺り返し量も減り、特にコーナリング中の路面のうねりによるノーズの上下動が減り、安定したコーナリングが可能となった。

 

 

 

減衰力を素早く立ち上げ、中速以降はなだらかに・・・上記特性図に忠実な微低速域での高減衰比化を施した仕様の方が、好ましい結果となりました(^^)/ 

※量産車の減衰比設定は、そのカテゴリーや車種により基準に幅があるので、当社は単純に量産車比の強弱ではなく、独自の社内基準値を設けてベストセットしています。

 

image_testsportsdamper.jpg今回、追加設定するのはNCロードスター、GJアテンザ、CX-5の3車種。既に、上記の減衰比・減衰力特性図をモノサシに度重なる試作テストを終え、最終仕様を決定済。3月末の発売を目標に量産中です。

量産車の見た目はそのままに、"乗り味"の違いが分かるドライバーに自信を持ってオススメします。もうしばらくお待ちくださいm(__)m

 

 

Posted by S.Soma

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.autoexe.co.jp/members/weblog/mt/mt-tb.cgi/802

コメント(2)

Somaさん

お世話になります。

コレつまり、収まりが早くなるけど突き上げ感は純正レベルって事ですよね?
とりあえず先にダウンサス入れちゃってる人には財布にも優しい(笑)

現状ではダウンサスと強化スタビのお陰で車高やコーナーのロールは気になっていないし、乗り心地も悪くは無いのですが、段差での左右の揺れが気になってるので、こっちの方が安く済んでいいかな?(^^;

そう言えばステアリング入荷したと連絡ありましたので、日曜日に装着します(`・ω・´)ゝ

がぁさん( ´ ▽ ` )ノ

ステアリングご装着いただきありがとうございます!
スポーツダンパーについては、感覚差があるので表現が難しいですが、揺れの収まりの良さを高めるセッティングです。
気になる乗り心地は、スポーツ性をキープした上で、できれば純正以上に突き上げ感の低減を図るセットを心掛けています(車種毎に量産セットの幅が広いので一概には申し上げられません。詳しくはスポーツフェアででも・・・)
また、減衰比については、量産スプリングを基準にセッティングしていますが、ローダウンスプリングとの組み合わせも検証済です。

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.21-ja

このブログ記事について

このページは、autoexeが2014年1月24日 17:10に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「BM-04開発進捗情報(マフラー編)」です。

次のブログ記事は「BM-04開発進捗情報(ボディ補強編)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。