車高ダウンによる弊害・・・

| コメント(4) | トラックバック(0)

ご存知のように車高を下げることによる弊害の一部を解消するのが
弊社のアジャスタブルスタビリンクです。

但し、スタビリンクの弊害はごく一部で、
どちらかというとサスペンションアーム角の変化による弊害のほうが深刻です。
これは極端に車高を下げてしまうと、サスペンションジオメトリーが狂ってしまい、
重心とロールセンターが離れてしまうからです。
簡単に説明するとロールしやすくなってしまうのです。


↑ 車高ダウンによりサスペンションアーム角が変化します。


このような観点から、弊社では機能面を優先した推奨車高(車高調整式サスペンション)は、
スポーツモデルで-25㎜、ミニバン系-40㎜の設定にしてあります。
ミニバン系が-40㎜なのは、スポーツカーのような機能面優先よりも
スタイリッシュ寄りに車高を設定しているためです。

それでは、なぜミニバン系のスタビリンクが推奨車高(-40㎜)に
合わせたに設定にしないかというと......

25㎜以上調整した場合、ジオメトリーの狂いによるロール傾向のほうが強く、
全体的なロールフォースから見た場合、スタビリンクの効果の比率が極端に低くなるからです。
また、各アームの角度がそのままでスタビリンクの長さを補正する訳ですから、
レイアウトに無理が生じ、干渉の恐れもあります。
現に旧型MPV(LW)用は純正でロアアームにボールジョイントが接近した
レイアウトを採用している為、開発を断念しました。
以上の理由から-25㎜が適正な調整幅と言えるのです。

Posted by M.Kayano

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.autoexe.co.jp/members/weblog/mt/mt-tb.cgi/95

コメント(4)

どもです。

先日の京滋マツダ大津にて、おーとみさんとの会話の中で
LW用のスタビリンクは出ないの?と言う話はしてたのですが…
納得したので諦めました、
残念ですが。。。

これについては以前から疑問に思っていました。
たとえて言うなら、体操で吊り輪をやっているイメージに近いでしょうか?(ちょっと違うか?)

カタログではローダウンスプリングの重心が下がるメリットのみ記載されています。カタログの図解でもわかりません。

私のエイトの場合リヤサスで、貴社ローダウンスプリングでは、ロワアームがバンザイしました。
少し下がりすぎ。RBに付け替えてほぼ水平です。
「リヤ」にと思って発売当初間違えて買ったスタビリンク。後からリヤ用が出てショックでした(苦笑)
フロントは逆にリヤほど必要ないかも・・・

余談ですが、チタン+マフラーのチャンバーの膨らみのせいで、車検での地上高が危ないです(汗)
以前EXEのサスでは90mmを切って車検は駄目でノーマルに戻しました。

おやっさん1号さん
そうなんですよ・・・。

ハチ太郎さん
サスペンションしかり、ブレーキしかり、ファクターとしてはフロントにかかる割合が高いです。
スタビライザーについては、前後の径を比べれば一目瞭然です。

弊社のローダウンサスペンションは20mmダウンが基準なのですが・・・

レスどうもです。

>>サスペンションしかり、ブレーキしかり、ファクターとしてはフロントにかかる割合が高いです。
>>スタビライザーについては、前後の径を比べれば一目瞭然です。

そんなことはバネレートを視れば誰だって解ります。
・・・かといって、リンク角度が強すぎてリヤが本来の動きができていないということとは、次元が違うと思います。

御社強化スタビを入れていますが、フロントはあまり角度が付いていていなかったので、最初からつける気が無かったんです。

ちなみに社外品スタビで、リヤの追従性をあげるために、あえて純正よりレートを低く調整できるものがあることも知っています。

また大きく回りこむ高速コーナーではリヤのスタビの効きの違いにより車の動きはずいぶん変わります。

といいつつ、リヤ用を購入するのはいつのことか・・・(苦笑)

又兵庫方面に来てください。

コメントする

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.21-ja

このブログ記事について

このページは、autoexeが2007年10月 5日 21:36に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「確率0.00XX%?」です。

次のブログ記事は「パンフレットに奮闘中!」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。