第67回ル・マン24時間レース開幕
「am/pm AutoExe LMP99」は、最後尾スタート 
6月12日午後4時、第67回ル・マン24時間レースがスタートした。チームam/pmジャパンからエントリーしている「am/pmAutoExe LMP99」は、最後尾からスタートしたものの、6周目には予選順位の24位に浮上。7周目には給油のために最初のピットイン。21位のポジションでレースに戻った。
スタート前のセレモニーを経て、各車両はダミーグリッドにつける。この時、「am/pm AutoExe LMP99」にの燃料タンクから少量の燃料漏れが発見された。これまでの走行でも、また飛行場での確認走行、あるいはウォームアップ走行でもなかったトラブルのため、クルーはピットガレージにマシンを押し戻し、リーク源をつきとめ処置することにした。これは、グリッドからのスタートを棄権することになるが、燃料系のトラブルは危険が伴うため、徹底的に処置するすべきと判断したからだ。その結果、リーク源はフューエルセル上部の小さなクラックからと分かり、タンクから燃料を抜いたのち接着剤などでクラックを埋めて対処した。
応急処置したとはいえ、レーシングスピードで周回した場合、タンクの内圧が上昇し、燃料漏れが再発する可能性を残していたため、規定の100リットルタンクの65%、65リットルだけ燃料を入れてスタートすることにした。グリッドスタートを棄権したため、寺田のスタートはピットエンドから、全車がローリング開始したあとの最後尾スタートとなった。
16:30、1回目のピットイン時にリアカウルを開けて燃料リークが再発していないかをチェックしたが、問題はなく、100リットルのフルタンク燃料を給油して寺田は再スタートした。
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