公式予選はクラス5位で終了。

6月14日、「ル・マン」公式予選二日目が行われ、カーNo.30WRプジョーは、昨日のタイム3分49秒986でクラス5位(総合25位)となった。決勝は13列目からスタートする。

昨日とは変わって曇天の中、公式予選二日目が19:00より行われた。最初は寺田が更なるタイムアップを睨んでの確認走行を行った。この確認走行がOKであれば、ポジションアップのためにS.ダウディ選手がタイムアタックを再びすることをチームミーティングで決めているのだ。決勝のシミュレーションはナイトセッションのコンディションの落ち着いた頃に行うとしたのである。

寺田はコースオープン直後のスリッピーなコースコンディションながら昨日出来なかった「ドライバー・タイムクオリファイ」を無事にクリア。ピットに戻ってくると車がハネるがバランスが良いとコメント。さらに確認走行を数周した後にJ−R.ド・フルヌー選手の慣熟のためにステアリングを渡した。

 実はこの「ジャン・ルネ」(J−R.ド・フルヌー)は地元ル・マンで育ったカート出身のヤング・ドライバーでフォーミュラ・ルノーなどで活躍している。

 彼は寺田に「ル・マン」の走り方をレクチャーされ、かなり慣れてきた様子である。

 ジャン・ルネも寺田のセッティングに満足した様子で「ステファン」(S.ダウディ)に交代のために降りた後にサムアップをするほどであった。
ステファンが昨日のポジションを上げるべく、タイムアタックを敢行。「ソフト」−「Q」−「ジョーカー」とベストのタイヤを模索する。風も出てきておりユーノディエールのストレートでは向かい風のため最高速が7〜8km/hダウンしている。

相変わらずクリアラップが取れない状況であるが、昨日のタイムに近い3分50秒006を記録。ここでミシュランから「ジョーカー」より更にソフトなQスペシャルが支給される。「切り札の切り札」の登場である。ステファンが再びコース・イン。チームの期待がかかった。誰もがタイムモニターを見る目が熱い。

じっくりとクリアラップを確保しタイムアタックするステファン。しかし、ピットの外にいるメカニックが空を見上げて首を振る。なんと予報よりも早く雨粒が落ちてきたのだ!!

チームはステファンに無理をさせないために「ピットインせよ」のサインを送ることとなった。

タイムアタックが不発に終わった第三セッションであったが、最終セッションに向けて、チームの作戦が寺田に委ねられた。

雨が止んだ最終セッション。寺田は『最初にステファンがコースを確認し、行けそうならアタック。そうでなければジャン・ルネの慣熟を兼ねて決勝シミュレート』というシナリオを提案した。

ステファンが最終セッション最初にコースイン。状況を見るが結局、ジャン・ルネにステアリングを譲ることとなった。

 ジャン・ルネが淡々とコースを安定したタイムで周回している。他のチームも決勝シミュレートをし始め、タイムモニターは、ほとんど順位の変動が無い。

するとジャン・ルネが突然ピットインして来た。2速と3速が無くなっていると訴えている。どうやらミッションに問題が生じたようだ。

チームは直してもすぐに時間が切れとなると判断して、ミッション交換作業を諦めた。

WRチームは最終セッション終了を待たずして「ル・マン」公式予選を終えることとなった。

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