逆境に抗して、パートナーに「WRプジョー」を選択。

株式会社オートエクゼ代表でレーシング・ドライバーの寺田陽次郎は、フランスに本拠地を持つヴェルテール・レーシング(代表:ジェラル・ヴェルテール氏)とドライバー契約を締結し、本年6月にフランスで開催される「第68回ル・マン24時間レース」に参戦することが決定しました。
オートエクゼは、当初、本年の「ル・マン」に自社で開発したAutoExe LMP-Xで参戦する予定でしたが、3月末の選択会議で参加申請が受理されなかったため、自力参加ができなくなり、他チームとのジョイントを模索してきました。
ヴェルテール・レーシングは、地元フランスの名門チームで、ユーノディエールの6キロが全て直線だった1988年には405km/hの最高速を記録。1995年の予選では1−2位を独占しています。
今回のジョイントが成立した背景には、「何が何でも復活する!」という寺田自身の闘志と共に、寺田が長年の「ル・マン」参戦で獲得した存在感の高さや人脈の広さがあり、ヴェルテール・レーシングでも新車のシェイクダウンを寺田のドライブに委ねるなど、その参画をチーム全体が歓迎してくれています。

 2000年「ル・マン」参加計画概要 

■エントラント:ヴェルテール・レーシング

 ・代表者:ジェラル・ヴェルテール(国籍:フランス)

 ・1976年から89年かけて「WMプジョー」でル・マンに参戦。

 ・1988年にWMプジョー88で最高速405km/hを記録。

 ・1990年および91年には、ヴェルテール氏がプジョー905のボディデザインに参画。

 ・1992年からヴェルテール・レーシングとして活動

 ・1995年ル・マン予選で1−2を飾る。

■カテゴリー : "LM"P 675

メンテナンス:ヴェルテール・レーシング

■ドライバー:寺田陽次郎

               :リシャール・バランドラス(Richard BALANDRAS)

               : シルバン・ブーレ(Sylvain BOULAY)

■参加車両

・車 名:WR LM2000

・シャシー/エンジン:WR/プジョー

・カテゴリー:プロトタイプ"LM"P 675

・エンジン:プジョー2リッター・ターボ

             :水冷直列4気筒4カム 4バルブ

             : 1,998cc

             :最大出力: 450 hp / 7,500 rpm

             :最大トルク?: 55kg-m / 7,000 rpm

・モノコック:カーボンファイバーコンポジット

・ボディワーク:カーボンファイバー、ケブラーコンポジット

・サスペンション:ウィッシュボーン、プルロッド

・トランスミッション:ヒューランド5速+リバース

・ブレーキン:カーボンディスク、ブレンボキャリパー

・タイヤ:ミシュラン

・ホイール:スピードライン

・寸法:全長4,500 mm 

    :全幅2,000 mm 
    

    :全高950 mm 
    

    :ホイールベース2,550 mm

    :重量650 kg


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