ル・マン」、スタート前。

午前中に行われたのウォーミングアップ走行は、一昨日の予選終了後に乗せ替えした決勝用エンジンとトランスミッションのチェックしながら、何事もなく順調に走れました。

現在コース上では、かつてル・マンを戦った伝説のレーシングカーによる“ル・マン レジェンド レース”が行われたり、ドライバー紹介などの各種セレモニーが華やかに行われています。グランドスタンドは各国の応援団でいっぱいになり、国旗を振ったり、ラッパを吹いたりで、盛大な応援合戦が繰り広げられています。

あとは、スタートの午後4時を待つばかりです。

第73回ル・マンがスタートしました

2005年のル・マン24時間耐久レースがスタートしました。現地はとても暑く気温33度、天気は快晴。NO.24 WR PEUGEOT LMP−02のスタートドライバーは、フランス人ドライバー パトリス・ルーセル。ローリングスタートを無難にこなし、エグゾーストノートを響かせながらグランドスタンド前を通過しました。寺田はルーセルの後2番目にドライブ。これから、明日の午後4時まで、長い戦いが始まります。


ル・マン」 6時間経過。

「ル・マン」がスタートしてから1/4の6時間が経過。No.24 WR PEUGEOT LMP−02は、1時間55分が経過した23周目、寺田陽次郎がドライブ中に第1シケイン手前ストレート上で左リアタイヤがバースト。一旦コース脇に停止するが再び走行を開始。ピットイン後のマシンチェックで、バーストによって一体式アッパーフェアリング、リアウイング、アンダーカウルが破損。修理、交換し約35分でピットアウト。また、次ドライバーのビル・ビニのクラッシュにより、再度アッパーフェアリングを交換。さらに日も落ち始めた20時40分頃、走行中フロントサスペンションのロールが突然大きくなったと感じたため、ドライバーのパトリス・ルーセルがピットイン。フロントサスペンションを点検したが特に異常はみられなかったが、マシン全体を点検中にガソリンが漏れている箇所を発見。フューエルラインの点検や増し締めを行い、約1時間でピットアウト。現在の順位は、総合43位・クラス11位・48周。寺田陽次郎ドライブにより順調に走行を重ねています。


ル・マン」 12時間経過。
「ル・マン」の折り返し地点である12時間が経過し、コースはすっかり暗闇に包まれました。No.24 WR PEUGEOT LMP−02は、2時10分ビル・ビニがドライブ中に第2シケイン先で、ウォールに接触。マシンは右フロントフェアリング、リアウイング、リアアンダーカウルが大破し、ピットイン後の点検でさらに右フロントサスペンションのアームが折れていることが判明しました。この修復作業に約50分を要し、ドライバーをパトリス・ルーセルに交代してコースに復帰しました。その後102周目の3時24分、パトリス・ルーセルがドライブ中に電圧が低下するトラブルが発生。点検およびバッテリー交換で約10分後ピットを後にしました。その後順調に走行を重ねています。現在の順位は総合32位・クラス6位・118周。これから「ル・マン」最大の難所である厳しい夜明けが待ち構えています。

ル・マン」 18時間経過。
スタートから18時間が経過したNo.24 WR PEUGEOT LMP−02は、夜間、早朝に発生したトラブルを無事克服し、最大の難所である「ル・マン」の朝を迎えることができました。現在の順位は、総合29位・クラス5位・199周。レースも残り1/4となり、持ち前の粘り強さを武器に栄光の「ル・マン」ゴールを目指し、現在寺田陽次郎が順調に周回を重ねています。

ル・マン」 無事ゴールしました。
昨日のスタートから24時間が経過し、No.24 WR PEUGEOT LMP−02はゴールラインを通過し、第73回ル・マン24時間レースはその長い幕を閉じました。フィニッシュドライバーはフランス人ドライバーのパトリス・ルーセルです。24時間の結果(暫定)は、総合27位・LM2クラス5位・周回数は233周となりましたが、途中に発生した数々のマシントラブルの修復により規定周回数不足となり、残念ながら完走扱いにはなりませんでした。

みなさん、ご声援ありがとうございました。

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