寺田陽次郎、決勝は27番手スタート
〜 公式予選二日目 〜

皆さん、こんにちは。寺田陽次郎です。「ル・マン」公式予選二日目が終了し、「WRプジョーLMP−01」は、交換したエンジンの不調で昨日のタイムを更新することが出来ず3分59秒477のタイムのまま。決勝は、27番手(クラス5位)からのスタートとなりました。

昨日よりは幾分湿度が下がって爽やかだったものの日差しは強く、暑い一日となりました。19時から始まった予選で、交換したエンジンのチェックとセッティングの再確認のために私が最初にドライブしました。少しエンジンが回らない感じがしたのですが、昨日22時からの予選をパスし夜間を走行していなかったので、今日はドライバーの基準タイムクリアと夜間クオリファイが第一の優先事項となりました。

ところが、19時からの予選は赤旗中断が連続し、まともにクリアラップが取れない状態のまま時間が経過してしまいました。約1時間経過後、ようやくコース上が落ち着きだし、私が基準タイムをクリアした時点で、同じく基準タイムクリアをしなければならないギャビンに交代しました。その後、彼も基準タイムをクリアできたのですが、エンジンの不調を訴えてピットインしてきました。

昨日交換したエンジンの不調が顕著になってきてしまい、まともにタイムを削ることは出来ない状態まで、エンジンが回らなくなってしまいました。我々ドライバー全員、昨日の夜間走行をしていないので、22時からの予選では夜間クオリファイが必須なのです。

昨日に続いてエンジン交換では夜間クオリファイの時間がとれないので、エンジンを応急処置で22時からの予選に臨むことになりました。

オリビエが最初にステアリングを握ったのですが、コース上でストップ。何とかメカニックの指示のもと、彼自身が修理して再スタート。一同胸をなで下ろしました。3人とも夜間クオリファイを済ませたところで、残り時間も無くなりチェッカー。結局、昨日のタイムを上回ることは叶いませんでした。

今日は日本からの私の応援団もサーキット入りし、コースツアーや会食など楽しい交流会を行いました。また、今年もNATS(専門学校ニホン・オートモビル・カレッジ)の学生2名が、チームの一員として加わっており、彼らの短期間での成長ぶりにも目を見張るものがありました。更に日本からの熱い応援メッセージも届いており、決勝を前に皆様に力をもらい、頑張ろうという気持ちを更に大きくすることが出来ました。ありがとうございます。

明日金曜日は一日休息日。ル・マン中心街で恒例のドライバーズパレードなどの催しが開かれます。そして、あさってはいよいよ決勝。50台中27番手からのスタートとなりますが、来年につながる良い結果を残したいと思っておりますので、是非ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

寺田陽次郎@ル・マン

ミュルサンヌ手前
ミュルサンヌ手前 332KB、WMV形式
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